Column DetailSPCCとSS400の違いについて
お世話になります
今回はSPCCとSS400の違いについてご紹介します
よく板金図面にSS400と指示がある図面をお見かけします
弊社では流通性の関係からSPCCに材質変更して対応させて頂いております。
(もちろん勝手に変更するのではなく、承認を経た上で変更致します)
この際にご留意頂きたいのはSPCCの方が強度的に弱いことです。
SS400は引っ張り強さが400~510[N/mm^2]ですが、SPCC材は引っ張り強さは270[N/mm^2]以上となっており強度に差があります。
冷間圧延鋼板はSPCCしかないので精度が必要な板金加工は必然的にSPCCになります(表面もSPCCの方が綺麗になります)
SS400は熱間圧延鋼板ですので板厚精度、表面粗度の点で劣ります。また板厚規格も厚めになっており、t1.6以下はSPCCしか入手できない状況です。
ですので使い分けで考えると、精密板金や板金筐体はSPCCで構造物(架台や製缶等強度が必要なもの)はSS400で加工するのがベストかと思います。
お困りの際は相談だけでもお声掛けください!
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